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2008年03月26日

魔王「どうしよう……勇者くんに告白されちゃった……」


J&J

魔王「どうしよう……勇者くんに告白されちゃった……」</font>

魔王「どうしよう……勇者くんに告白されちゃった……」


1 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [age] 投稿日: 2008/03/15(土) 16:46:58.81 ID:KeIynBIq0
勇者「すきなんだ」
勇者「返事は今晩メールで、へたに魔王に時間とらせるとうやむやになっちゃいそうだからな」
勇者「じゃなっ」
 
魔王「どうしよう……」


4 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [age] 投稿日: 2008/03/15(土) 16:47:41.30 ID:KeIynBIq0
母 「おそいっ、早く着替えて。いつまでお客さん待たせる気?」
魔王「ご、ごめんなさい、お母さま、あのっ」
母 「ほら、しゃんとしな。話がある? 仕事終わったら聞くわ」
魔王「……」
母 「なんだい、また止めたいとか言うんじゃないだろうね」
魔王「ち、ちがうの、でも今日だけは」
母 「あーはいはい、いいかげん慣れな。ママもいつまでも現役でやってけないの知ってるでしょ?」


6 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [age] 投稿日: 2008/03/15(土) 16:48:24.61 ID:KeIynBIq0
   怪しい赤い光の満ちた部屋に入る
   魔王は頭のスイッチを切り替えた、努力の範囲内で
魔王「しょっ、しょうこりもなくまた来たのね、この豚っ」
豚 「魔王さまっ、また、またヌいてしまったんです、自分で」
   常連客の豚は期待にギラギラ目を光らせて見上げる
魔王「えっ?! どっどうしよう……えあ、どうしようもないヘッ変態ね、いいわ、キョッ、矯正してやってもいいわ」
   カンペを見る、ごくっと緊張でのどが鳴った
豚 「ブひっ、女王さま、どっどうかグリングリンしてください」
魔王「……グリングリン? ですか?」
   仰向けにころがる豚、せっぱづまった股間が目にとびこむ
  「ひっ」目を閉じざま左足を一閃、魔王はヒールをボールの芯にヒットさせそのままねじこんだ
豚 「うぎっおおおう、グリングリいいいいん、女王さまあ、こらえしょうのないわたくしめを、ああおおう」


8 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 16:49:08.88 ID:KeIynBIq0
母 「さすがお肌ぴちぴちね、化粧バンバンのりそうだわ」
魔王「お母さま、もうあがってもいい? あつい……」
母 「だーめ、それより話聞かせてよ。やたら深刻な顔しちゃってるワケはなんなの」
魔王「……」
母 「色恋沙汰はゆるさないわよ」
魔王「ちがう、普通の高校生がしたいの」
母 「だったらなおさら不健全、いまどきの恋をしたらあっというまに全身穴だらけよ」


9 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 16:49:40.12 ID:KeIynBIq0
魔王「じゃあ裸の男の人をいじめるのは健全なの?! そんなのまるで変態じゃない!」
母 「職に貴賤はないの、家の仕事に文句つけるつもり?」
魔王「ちゃんとするわ、でも卒業まではせめて普通の……!」
母 「家を継いだときに余計傷つくことになるだけ、わかりなさい」
魔王「お母さまのばかっ」
   洗い場から出ていく魔王
母 「魔王ちゃんー?」
魔王「……」
母 「ビール冷えてるか確かめといてー」
魔王「うわーん!」


10 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 16:50:05.77 ID:KeIynBIq0
  翌日の昼休み、裏手で会う勇者と魔王
魔王「ごめんなさい」
勇者「いいよ、無理っぽいとは思ってたし、また様子見てトライするから気にすんな」
魔王「うん」
勇者「だあ、暗くなるなよ、振られたほうが元気って変だろ」
魔王「うん……」
勇者「あ、じゃあさ、魔王が元気になれるように今度の日曜に映画でもいかね?」
魔王「うん……」
勇者「やたっ、約束だぜ、今度はメール受け付けないからなー」
魔王「うん……えっ? ええっー?!」


11 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 16:50:49.74 ID:KeIynBIq0
   放課後、心ここにあらずといった魔王を
   勇者の幼なじみである僧侶とその取り巻きが呼びとめた
僧侶「前から勇者に相談されてたんだけどね、あんまり勘違いがすぎるようだから忠告しておこうと思って」
踊り「あいまいな態度で、いったいどういうつもり? はっきりしなさいよ」
遊び「しなさいよ」
魔王「わ、わからないの……、勇者くんのことあまり知らないから」
僧侶「なにそれ本気でいってるの? 知らないなら断わりなさいよ、ずうずうしい」
踊り「あ、わかった。軽く味見でもするつもりなんでしょ? 恥知らずね」
遊び「恥知らず」
魔王「ちが……」
僧侶「違わないでしょ、映画に一緒に行くってのはそういうことなんじゃないの?」
遊び「なんじゃないの?」
魔王「……ぐずっ」
踊り「あらら、泣いちゃったよ、かわいい」
僧侶「なに被害者ヅラしてんの、うざすぎ」
遊び「うざすぎね」
   興ざめしたのか立ち去る三人は
   魔王はひとり教室に残された
魔王「……泣いてなんかない」チーン! 「ハンカチ……洗わなくちゃ」


13 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 16:51:33.90 ID:KeIynBIq0
   夜、部屋にて胸にスラりんを抱いてベッドに座る魔王
魔王「あのね、勇者くんとデートすることになったの」
ス 「やったね、まおちゃん!」
魔王「よろこんでいいのかなあ、なんかよくわからないや」
ス 「平たいムネがドキドキしちゃうの?」
魔王「うん……ふるえてるのわかるでしょ?」
ス 「ごっ、ごめんよ、まおちゃん。あやまるからハサミ向けないで」
魔王「……勇者くん、わたしが本当に『魔王』だってことも知らないの……」
ス 「へー、ハードル高いねー」
魔王「スラりん、一緒に来てくれる?」
ス 「ふつうに無理、今はぐれメタルで経験値上昇キャンペーン中だから、ピコピコ」
魔王「恋の経験値じゃだめかな? かな?」
ス 「まっ、まって、まおちゃん? さすがにドライヤーはしゃれにならないよ、
   すっ水分がっ! カピカピになっちゃうよおっ!」


14 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 16:53:17.53 ID:KeIynBIq0
   日曜、約束のデート
魔王「お待たせっ」
勇者「……可憐だ」
魔王「どうしたの?勇者くん(服、変だったのかな」
勇者「いや、あまりのかわいさにぼーっとなった」
魔王「ええっ(真っ赤」
ス 「そりゃ、二次キャラ界のカリスマ、このスラりんが見立てたのよ、ツボにはまらなかったらインポかモーホー、むぎゅっ」
魔王「黙ってなさい」
勇者「俺、すげー幸せ、魔王とデートだよ」
魔王「あ、う、わたしも楽しい……(小声」
勇者「ごめん、ひとりで舞い上がっちゃって、いこっか?」


15 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 16:54:02.99 ID:KeIynBIq0
勇者「魔王はどんな映画が好きなの?」
魔王(団鬼六シリーズとか言えない)……えっとヘルレイザーとかフリークス……かな」
勇者「い、意外だな……結構ハードなのが好みなのか、じゃあアクションとかも見るよな?」
魔王「う、うんっ」


16 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 16:54:45.60 ID:KeIynBIq0
   大通りに出ると若年の警官が勇者に声をかけた
  「ああっ勇者さん、奇遇ですな」
勇者「ライアンさんじゃないですか、どうしたんです?」
  「いや、たいした事件でもないんですが……、最近下着強盗が頻発してましてな」
勇者「下着泥? 警視庁が出張るほどひどいんですか?」
  「下着強盗、です。直に下着を取っていくんですよ」
勇者「え? 直にって?」
  「すごい技術なんです。ほとんど抵抗もできずに盗まれるそうで」
勇者「どんな男なんです?」
  「目出し帽をかぶったまさに変態といった態で……あ、すいません、女の方の前でこんな話を」
勇者「あ、いえ、それじゃがんばってください」
  「ええ、勇者さまたちになにかあってはお父上に申し訳がたちませんからな」


17 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 16:55:40.86 ID:KeIynBIq0
勇者「何飲む? ポップコーン、キャラメルグレイズドにするよ」
魔王「うん、ありがとう、お金、後でわたすから(すごい、食べ物売ってる映画館はじめて」
勇者「暗いから手つなご」
魔王(人多い、もぎりの人が若い……おばちゃんじゃないんだ)えあっ?ひゃ、ひゃい!」


18 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 16:57:41.79 ID:KeIynBIq0
   映画が終わり外へと出るふたり、陽光がまぶしい
勇者「おもしろかったー」
魔王「うん!最後すごいハラハラした!」
勇者「俺も手にものすごい汗かいた、ごめんな」
魔王「ふふっ」
勇者「お昼だし、どこか入ろうか」
魔王「あ、お弁当つくってきたの、おいしいかどうかわからないけど、公園かどこかで食べる?」
勇者「……魔王、やばいよそれ攻撃力高すぎだよ……」


20 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 16:58:37.04 ID:KeIynBIq0
   公園でしばらく休んだ二人
   木馬やジャングルジム、登り棒に夢中になる魔王
   勇者がジュースを買いベンチへとうながす
   ビルの谷間が夕日に染まりはじめている
勇者「俺、今日ずっと楽しかった、最高だった」
魔王「……わたし変じゃなかった?」
勇者「なにか変だったか? まあ、たとえ変だったとしても魔王のこと好きだし気にしないよ」
   魔王の心が期待にふるえた
   自分の素性を知らないままに言ったことだとしても、うれしかった


21 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:01:45.03 ID:KeIynBIq0
勇者「好きなところ言おうか?」
魔王「え?」
勇者「魔王ってさ、みんながいやがることとか一生懸命にやるんだよな」
勇者「たとえば、掃除のときすごく真剣に黒板消しビシバシはたいたりね、それも率先して」
勇者「あと文化祭の演劇、いじわるな継母の演技うまかったよなー、軽く引いちゃうぐらいだった」
魔王「……あんまり言わないで、恥ずかしい(真っ赤」
勇者「これだけ言わないと魔王には通じないと思って、あはは」
魔王「……」
勇者「あ、ごめん、魔王は楽しくなかったんだね……」
魔王「っ!、そっそんなことにゃいよっ!」
勇者「あはは、そうそう、もっと慣れてよ。すこし距離が縮まったかな?」
魔王「いじわる……」
勇者「強引かなって思ったけど、誘ってよかった」
勇者「ほんとうによかった」
魔王「あ……」
   頬と頬が寄せられ、互いに迷いながらも合わさろうとした

>>19

さんきゅっす


22 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:02:46.89 ID:KeIynBIq0
下着「ところがぎっちょん、ちょーーっと待ったああ」
  「うあっ」
  「きゃあああ」
下着「初デートかは知らないが、スイートメモリーをガラスケースにしまうにはまだ早い」
下着「彼女のパンツをいただきに参上した、たった今、ここで、あなたから!」
   茂みの陰から飛び出した男に驚きつつも
   勇者はすぐに魔王を背中のほうへ押しやり男に向き合った
勇者「おまえが、あの変態か、そんなことさせるかよっ」
下着「ふんっ!」
勇者「あぐっ……ふうっ」
魔王「勇者くんっ?!」
   気絶させられ倒れ込む勇者


23 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:03:28.86 ID:KeIynBIq0
下着「さあ、いただきましょうか」
   わきわきと手を動かす下着泥、激しい怒りが魔王のなかに燃え立った
魔王「……ゆるさない」
下着「えっ、なんですか?」
魔王「ゆるさない!」
下着「ゆるさない?そうですよねえ、あまりに彼氏がふがいなさすぎる、ゆるせないですよね」
魔王「スラりん!」
ス 「あいさっ」
   スラりんが鞭を投げわたし、魔王は一息に力を伝え激しく男を打ちすえた
下着「ギャース!」
   下着泥はあっさり地面に沈む
ス 「変態ならまず紳士たれ、身を滅ぼしては楽しむものも楽しめないのよ」
魔王「勇者くんっ!」
勇者「う、うう……魔王? 無事だったのか?」
魔王「うん大丈夫、なにもされてないの(スラりん、茂みに隠して」
   勇者が痛みに顔をしかめつつ起き上がろうとする
   視界のはしでスラりんが不満げに変態の体を茂みへと引きずっていった
勇者「俺なにもできなかったな……かっこわりい」
魔王「ううん……勇者くんのおかげで、それでおどろいて逃げたみたい」


24 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:04:00.26 ID:KeIynBIq0
   そのとき一部始終を影から見ていた人間がいた
   二人を偶然見かけてついてきた僧侶は、この信じられない光景にすっかり心の平静を乱されていた
僧侶「なにあいつ、絶対変でしょ、鞭なんか使って、それに何あの気持ち悪い生き物」
僧侶「冗談じゃ、冗談じゃないわ」
   失われた伝説、その序章に出てくる緑やオレンジのゼリービーンズの悪夢を見ているようだった
   ギリギリと爪を噛む
僧侶「勇者を救わなきゃ、あの変態女と魔物から……!」


25 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:04:35.83 ID:KeIynBIq0
   ベッドのうえで転がりまくる魔王、帰り道に買ったフィギュアをいじるスラりん
魔王「普通の女の子してた、わたし」
   ゴロ……
魔王「すごくドキドキしてる」
   ゴロゴロ……
魔王「しあわせ、きゃあきゃあ」
   ゴロゴロゴロ……
ス 「うるさいよ、まおちゃん」
魔王「キスする寸前だった、もうちょっとだった!」
   ゴロゴロ……
魔王「普通の女の子してた、わたし」
   ゴロ……
ス 無限ループって怖いね、まおちゃん
   ところで『魔王』でしかも変態だっていつかはバレるのにどうするの?」


26 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:05:08.11 ID:KeIynBIq0
魔王「あ……」
   胸がギュッと縮まる気がした、変態という言葉に反応して抱いたスラりんをギリギリと締めあげる
ス 「落ち込むか怒るかどっぢがひどづにぢようよ゛、ま゛お゛ぢゃん」
ス 「ママさんのいうことも一理ある、勇者がそのままのまおちゃんを受け入れてくれる保証はないよ」
魔王「うん……、付き合うべきじゃないのはわかるよ、わたし汚れてるし、きっと勇者くんのこと傷つけちゃう」
ス 「わかってるのなら、どこかで一線を引く覚悟しておかないと」
魔王「……だから、ゆっくり慣らしてく!ゆっくり洗脳してく!」
魔王「……」
魔王「ゆっくり……」
ス 「ときどききみが弱気なのか強気なのかわからなくなるよ、まおちゃん」


27 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:05:49.99 ID:KeIynBIq0
   それからおおきな問題もなく日々が過ぎた
勇者「テストだめだった……、まあ学校の勉強は大人になったら使わないからいいよな」
魔王「勇者くんこんな話があるわ
   むかし狐が高い木の枝からブドウが垂れているのを見つけたんだって
   それで狐は何度かそれを採ろうとしたけどとどかなかったの」

勇者「ああ知ってるよ、負け惜しみを言うんだろ?」
魔王「まあ聞いて、そして狐は、ブドウはきっと酸っぱいに違いない、ああ食べることはないさ
   とその日は諦めたの」

勇者「お、おお……?」
魔王「次の日から狐はがんばったわ、毎日毎日ブドウへと背を伸ばしつづけたわ
   そしたら焦らし耐性がついて、どんな試練にも気持ちよくのぞめるようになったの」

勇者「……? 努力を怠るなってことか?」
魔王「わからない……、魔王はブドウでいなさいと、よく母様が」
勇者「ふーん」


28 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:06:20.82 ID:KeIynBIq0
勇者「魔王っ好きだ!」
魔王「あっ、そんなにくっつかないで……」
勇者「ちゃんと俺の気持ち伝わってるのか?」
魔王「伝わる以前にとても恥ずかしいの、人前で……」
勇者「魔王っ、かわいいよっ、魔王っ、ハフハフフンハフンハ」
魔王「いやああぁ……十分伝わってるからぁお願い〜……」


29 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:07:57.99 ID:KeIynBIq0
勇者「魔王は公園好きだな」
魔王「よく野外(調教)訓練に来たの」
勇者「え?」
魔王「あ、えーと、逆上がりとかのこと……(汗」


30 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:08:44.92 ID:KeIynBIq0
勇者「ちょっとトイレいってきていい?」
   思わぬ会話の落とし穴に冷や汗を流す魔王
魔王「危なかった……会話は気をつけないと、わたしは普通の子、普通なの、ねえネコさん?」
   ベンチ脇に居座る無愛想なノラネコに話しかけ、緊張をほぐす
   気を落ち着けるために、頭をなでようと手をのばすと
   ネコは強烈なネコパンチをくりだしてきた
   むっ生意気? とばかりに魔王が反撃
   「ここがええのか」とお尻のツボを責めまくる
魔王「気持ちいいのかにゃあ? ふふ他愛ない、逆らおうなどと思わぬことだにゃ」
   ネコはあまりの快感に、アニャニャと口をぱくぱくさせる
   悶絶気味のネコに向かって、叩き込まれた仕事口上がおもわず出た
魔王「ほらほら、わたしの名前を言ってみなさいにゃ、うふふふ」
勇者「魔王?」
魔王「うひゃっい!? にゃ、なんにもしてない、してないの!」


31 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:09:42.16 ID:KeIynBIq0
   楽しい毎日に、魔王からいくらかの緊張がとれ自然な笑顔が多くなった
   勇者はその笑顔をもっと見たくて、休みになるたびに魔王をいろんなところへ連れ出した
勇者「魔王の髪ってサラサラだよな」
魔王「あ、うん、昨日お母さんがブラシで梳いてくれたの」
勇者「ねえ、またクンクンしていい?」
魔王「ええっ」
勇者「いい加減慣れなよ、魔王」
   魔王は口をとがらせながらも、しぶしぶ勇者の肩に頭をあずける
魔王「勇者くんがいつもびっくりすること言うからだよ」
勇者「ま、新鮮な反応も魔王のかわいいとこだしな」
   髪にうずめられる勇者の鼻先をいまかいまかと待っていると
   頭上でパチッと音がした


32 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:10:25.34 ID:KeIynBIq0
魔王「え?」
勇者「似合ってるよ」
   頭に手をやると髪留めがつけられていた
勇者「それロトの髪飾りっていってさ、うちの家の男は好きになった女性にあげる決まりなんだ」
魔王「そんな大事なものを!?」
勇者「ごめん、こういうの重たいかな?でもどうしても受け取ってほしいんだ」
   魔王は髪留めを鏡に映して見た、ラピスラズリに金で象眼をしたうつくしい細工のものだ
勇者「なんでもむかし、勇者が魔物の娘に恋をして髪留めを贈ったんだって、
   魔物は勇者のためを想って姿を消したんだけど、ふたりの愛は
   かたくむすばれ再びふたりをめぐりあわせた、そんな話なんだよ」

魔王「……魔物の娘」
勇者「ごめん、魔王を魔物あつかいなんてひどいよね、ははは
   でもどんな困難があってもむすばれるってステキだと思うし
   俺もそう願ってるから、これをわたしたいんだ」


34 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:12:45.26 ID:KeIynBIq0
勇者「不思議だなあ、目にしてすぐに恋に落ちたんだ」
魔王「う……うん」
勇者「それがな、魔王って子どものころに読みきかされて心のなかで想像してた
   魔物の娘にそっくりだったんだぜ。もしかして俺、変?」

魔王「変……じゃないよ」
   魔王は自分が泣いていないか不安になった
   好きになればなるほど、こんなに苦しくなるなんて思いもしなかった
   顔をふせて、これ以上心を乱さないようつとめる
   勇者のいぶかしむ気配がしたので、魔王はなんとか笑みをつくった
魔王「うれしい……、大切に使う」
   きっと勇者が期待している言葉とは違うだろう
   けれどいまの魔王に彼の気持ちにこたえるだけの強さはなかった
勇者「魔王?」
   だから築かれつつある繋がりを守ることに汲々とし
   かえってその確かさを疑うような真似をしたことに
   このとき、魔王は気づかなかったのだった


35 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:14:02.49 ID:KeIynBIq0
魔王「靴って……おいしい、の?」
豚 「んはあっんはあっ、魔王さまのお御足なればこそ」
   豚が一心不乱に魔王の靴先を口にふくみ舐めまわしている
   気だるげにそれを見下ろし
   仕事も客もおざなりして、魔王はぼんやりと言葉をつむぐ
   胸のわだかまりは重く居座ったままだった
魔王「豚は、それでほんとうにしあわせ?」
豚 「お御足のかぐわしさにありつけられれば、もう幸福のきわみにたっするに十分」
魔王「もし……それ以上の望みが叶えられたらって思わないの?」
豚 「おお、おそろしい! この醜い豚めにはそれは狂うも同然、おそろしいっ」
豚 「豚めには魔王さまのおカラダを想像してヨダレをたらすのが似合いなのですうう」
豚 「っおお、それしかできませんっ、ひいひいいっ」
   豚のよろこびの悲鳴も上の空に
   魔王はマニュアルどおりその日の仕事を終えた


36 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:14:48.04 ID:KeIynBIq0
母 「仕事なら割り切ってマジメにやりなさい」
魔王「マジメにしてるわ、これ以上をもとめるならわたし止めるから」
母 「そう……ママはひとりさみしく余生を送るわけかあ」
魔王「……」
母 「魔王ちゃん、ママをはやく楽にしてちょうだいね」
魔王「……」
母 「あら、今日はノリわるいわね」
   魔王母は小首をかしげ魔王の後ろ姿を見送った
   どうしたのかしら
   ピクニックシートを広げローションを練るスラりんに目を向けてみる
母 「……スラりんちゃん? 自家発電で触手プレイするのならせめてバスを使いなさい」
ス 「ぬちゃぐちゃ、ママさんこれ今流行ってるホイミんコスですよ、はあはあ……うっ」
母 「そう……じゃあホイミで傷治せるわよね、自分で」
ス 「あうっ、ホ、ホイミん、ママさんの愛でにんげんになっちゃうよおおおお」


40 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:22:05.92 ID:KeIynBIq0
踊り「いじめじゃないのかな」
遊び「のかな?」
魔王「違う」
僧侶「あら、魔王ちゃんいじめられてるの?あたしが助けてあげようか」
魔王「……」
僧侶「あら、また泣いちゃうの?ほっぺが真っ赤になってきてるわよ?」
遊び「泣いちゃうのー?」
魔王「せっかくのお気づかいですが、あなたたちに頼るほど困ってませんから」
   僧侶を一瞥して魔王は席を立つ
   思わぬ抵抗の意志を瞳に見て、僧侶はたじろいだ
   ふだんの変わりない姿のため、いつもどおりあなどっていた
   けれど、あの公園であらわした魔王の凶悪な姿が、その挑むような視線に重なった
   僧侶は苛立たしげに、ギリリと歯噛みした


41 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:22:46.45 ID:KeIynBIq0
勇者「魔王、なにか無理してないか?」
魔王「え……? そんなことないよ」
勇者「気のせい、かな」
魔王「勇者くんは心配性だから、ね。そんなにわたし弱くないよ?」
勇者「はは、知ってる、ご飯もしっかり食べてる健康印だからな」
魔王「もうっ、子どもあつかいしてっ」
   会話を交わしてもどこか心が晴れない
   手をかえ品をかえてネチネチと嫌がらせをしてくるあの三人のせいもあったが
   自分は結局勇者に拒絶されてしまうのではないか、という不安が
   魔王を臆病にさせていた


42 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:23:28.75 ID:KeIynBIq0
   そして不安は勇者につたわり、はじめは素直に分かり合えた互いの気持ちも
   今はすっかり通じ合わなくなっていた
勇者「なあ、あの髪留め使ってくれないの?」
魔王「あ……、なくすといけないと思って……」
勇者「付けてきてよ、髪下ろしてるのもいいけど、魔王の頭の形きれいだろ?」
魔王「う、うん」


43 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:24:16.05 ID:KeIynBIq0
   事件はおきるべくしておきた
   校舎脇の掃除中に、上の窓から魔王へと汚水がかけられたのだ
   着替える前に汚れを落としたらと言われ
   職員用のシャワー室を使うことになった
   そのほんの少しあいだに、大切な髪留めは盗まれてしまった
魔王「返して」
   一度つぶやく
魔王「返してよっ」
   今度は自分でも驚くくらい大きな声がのどから絞り出された


44 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:25:07.56 ID:KeIynBIq0
僧侶「ひとのことなに疑ってるの?」
先生「どうしたの?」
踊り「魔王さんが僧侶さんのこと悪く言うんです」
踊り「まるで魔王さんのモノを盗んだみたいに」
遊び「みたいにー」
僧侶「失礼もいいところだわ、アタシの父様は警視庁の重責を担う役職についてるのよ」
僧侶「泥を塗るような真似をするわけがないわ」
遊び「するわけないよー」
先生「うーん、たとえ盗まれたとしても、そんな高価なものを持ってくる魔王さんもどうかと思うわ」
僧侶「ほんとね」
先生「さあ、授業するわよ」
僧侶「……売女風情がいい気になるからよ」


45 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:26:00.61 ID:KeIynBIq0
踊り「ねえねえ、ちょっとやりすぎたんじゃない?僧侶ってば」
遊び「やりすぎ」
僧侶「いいえ、許されないのよ。あの髪飾り、勇者のお母さんのなのに」
踊り「ね、クギさすつもりで言ったんだけど、あなたのお父様に泥を塗るつもりはないのね?」
遊び「ないのね?」
僧侶「そ、そうよ……これは正義のためなんだから」
   踊り子と遊び人は顔を見合わせ、あきれたふうに肩をすくめる
   いくらなんでもこれはやりすぎな気がした二人だった
僧侶「これはアタシがもつべきなのよ」
   髪留めを握りしめる僧侶
踊り「わたしたち放課後はつきあわないよ」
僧侶「いいわ、ひとりで十分だから」


46 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:28:09.59 ID:KeIynBIq0
   休み時間も魔王はずっと心ここにあらずといったふうだった
   僧侶が机を軽くノックして、耳元でささやく
僧侶「放課後、屋上で待ってるわ」


47 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:29:03.16 ID:KeIynBIq0
   重い扉を開ける
   僧侶が中央のベンチに座って不遜な笑みで魔王をむかえた
魔王「おねがい、わたしが悪かったの、気のすむまであやまるから、返して……」
僧侶「うーん、考えないでもないわね」
魔王「どうすればいいの?」
僧侶「別れて」
魔王「いや……、離れるのはいや……」
僧侶「あなたも往生際が悪いわね、髪飾りか別れるかどちらかよ」
魔王「いや……いやなの、そんなの、どっちかなんて決められない……」
僧侶「ふう、あきれるわ、譲歩したつもりだったけど、じゃあ両方ね」
魔王「両方……?」
僧侶「あなた、アタシがなにも知らないとでもおもっているの?」
魔王「え……?」


49 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:30:42.37 ID:KeIynBIq0
   僧侶は公園のこと、父親の端末から魔王のすべてを調べたこと
   それらを容赦なく突きつけた
僧侶「ずうずうしいのよっ……化け物のくせにっ変態のくせに!」
僧侶「ものわかりのいい大人しいフリして、本当はこんなにあさましいじゃないの!」
魔王「……」
   もうなにも言えなかった
   魔王の喉から何度となく言い訳めいた言葉が出そうになった
   しかし自分のなかの冷静な部分がそれを押しとどめた
   僧侶の言うこともただしい
   目の前にすべてが引きずりだされ省みれば、自分はまったく不誠実な女だった
僧侶「はんっ、やりすぎじゃないかと思ったけど、いいわ、めちゃくちゃにしてあげる」


50 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:31:49.96 ID:KeIynBIq0
   僧侶が目配せすると、頭上から声がした
   振り返ると貯水槽から、公園の変態下着泥が見下ろしていた 
下着「リベンジにきましたよっ、『魔王』のお嬢ちゃん!」
魔王「……!」
僧侶「魔王? おまえに楽しい結末を用意するわ、やってしまいなさい!」
   僧侶は酷薄さのにじむ声を高らかにあげた


53 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:35:04.55 ID:KeIynBIq0
下着「そう、その目、ゾクゾクしますねえ」
   おもむろに男は両手をひろげ
   無防備な体をさらした
   公園にて一撃ちのもと地に寝かせたのだ
   鞭をもたなくとも、なんら後れをとる要素はない
   なんとなれば、徒手においても「おてんばじてん」式体術が魔王にはある
   くわえて、男にあるのはパンツを抜き取る程度の能力
   負けるはずがない
   しかし、その自負が打ち砕かれるのに時間はかからなかった


56 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:39:05.19 ID:KeIynBIq0
   ドップラーの残響かすかに
   再び遠間にて対峙しなおした魔王は
   攻撃の正体をそこに見た
   空気が渦巻いている

下着「僧侶さんからいただきましてねえ、警視庁御用達の
   暴徒鎮圧用気象兵器○(まる)サですよお」


57 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:39:41.58 ID:KeIynBIq0
 「もともと私には魔物の血がすこし流れてまして、風を操れるのです
  エアホッケーの要領でパンツを脱がすぐらいのレベルでしたが
  まあ、この○サに私のノウハウがあれば、ほら、サイクロンだってお手のもの」


  下着泥がサッと手をふると風が吹き荒び
  たちまち三つの旋風が巻き起こった
  気流を下へと叩き落とす冷気の柱を中心とし、
  辺りの空気がねじられるように巻き上げられ、
  ○到した気塊が衝突し各所で小さな渦をつくる

  それらは散発的に消えては生まれる竜巻の群れだった


58 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:40:23.60 ID:KeIynBIq0
   まったく想定していなかった状況に
   焦燥がジリジリと背筋を駆け上がり
   呼吸が早く浅くなる
   圧倒された様子の魔王に、意地悪く僧侶が提案する

僧侶「そうね、今から十数え終えるまえにアタシから髪飾りを奪えたなら
   そのまま髪飾りも勇者もあきらめなくてもいいことにしようかしら?」

魔王「わたしはもう望みをもたないことにしたわ
   勇者くんも髪留めもあきらめる
   でもただすべてをほうり出すなんて嫌
   だから戦う」

僧侶「あら、そう? 何もいらないということ? じゃあ十数えたらこの髪飾りは
   壊しましょう、それがいいわ」

魔王「……あなたって人は!」


61 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:43:55.19 ID:KeIynBIq0
下着「最後のは予想しませんでしたよお、ナイストライです、お嬢ちゃん」
魔王「あぐっ!」
   そこまでだった
   背後に立った男に間接を蹴られ膝を折ると
   三つ目の竜巻に押しつぶされ地面にぶざまに這いつくばった

僧侶「犯しなさい」
   僧侶が下着泥に命令する
   魔王は体を強ばらせた


62 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:44:31.73 ID:KeIynBIq0
下着「フム、恩は返さないわけではありませんが、その手の犯罪はやらないポリシーなのでねえ」
   僧侶の足下で、魔王が震えながら泣いて訴える
魔王「お願いします……、かえしてください……」
僧侶「いいわ、ほら」
   一笑し僧侶は髪飾りを魔王の前に落とすと、それを無造作に踏みつけた
   魔王がおそるおそる手のひらにすくいとる
   髪飾りは、壊れひしゃげていた

僧侶「十数え終わっちゃったんだもの、しかたないわ」
魔王「……」
   そして呆然とする魔王だけが残されたのだった


64 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:46:39.35 ID:KeIynBIq0
   別れはあっけないものだった

勇者「俺、もしかして魔王を怒らせるようなことした?」
魔王「ううん……」
勇者「じゃあ……」
魔王「これが答え……」
   髪飾りを渡す
   勇者は一瞬眉根をしかめ、それでも穏やかに声をかけた
勇者「なんだ、壊しちゃったのか? それで話しにくかったのか」
魔王「もう会いたくないの……ごめん」

   これで終わりとばかりに、魔王は足早に駆け去った


65 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:48:00.91 ID:KeIynBIq0
   追う勇者も、彼からの連絡も無視した
   勇者とは距離を遠く置いて
   以前のように平板で単調な
   けれどずっとつらく心重たい学校生活を魔王は送るようになった

魔王「後悔しないって、そう決めたのに、誰かのせいにしたくてたまらない自分がいるの」
   スラりんを抱きしめ呟く
魔王「僧侶が嫌い、でもそれよりずっと自分が嫌い、わたしは悪くないって思いたがる自分が嫌い」


66 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [sage] 投稿日: 2008/03/15(土) 17:49:06.38 ID:KeIynBIq0
母 「魔王ちゃんが一緒にお風呂入ってくれないから最近さみしいなあ……お母さん」
母 「またなんだか悩んでるようだけど
   思いこむと見境なくなるところ気をつけなさい
   世界を滅ぼしたいの、とかそのうち言っちゃわないようにね」

魔王「うるさいっ!」
母 「おおっ?」

魔王「お母さんがこんな変態みたいな仕事やってるからっ……!」
   語気も荒くドアを閉める

   見かねたスラりんが母をいさめた
ス 「ママさん、心配してるなら何で茶化すようなまねをするんです?」
母 「いやぁ、だって魔王ちゃんのしょぼんな顔が見たいんだもん」
ス 「……(ダメだこの人」





J&J




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posted by 昨日みた明後日の夢 at 21:00 | Comment(0) |日記|道草|人気記事はこちら|はてブ
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